第回 下釜 創
宇宙の「起源」を計算する時代に、
僕が問い続けていること
文 下釜 創
量子コンピュータが、宇宙の「始まり」に迫り始めた。
2026年、科学の世界でひとつの大きな転換が起きている。
量子計算を使えば、宇宙が誕生した直後の高温高密度の状態——
素粒子たちがどう動き、どう絡み合っていたかを——
シミュレートできるかもしれない、という段階まで来た。
「目に見えない世界を、数式で解き明かす」
そういう時代が、もう始まっている。
これを読んで、あなたはどう感じた?
「すごいね」で終わる人と、
「それで?」と自分の内側に戻る人がいると思う。
僕は正直、後者だった。
外の宇宙の謎を解こうとする人類の情熱に、純粋に感動する。
でも同時に、ふと思うんだよね。
自分の「内側の宇宙」の起源——
最後にちゃんと問うたのはいつだろう、って。
高校生のとき、僕は対人恐怖症だった。
人の目が怖くて、普通に話すこともできなかった。
なんであんなに怖かったのか、当時は全然わからなかった。
大人になって、ようやく気づいたことがある。
あの怖さは、「自分が誰か」をちゃんとわかっていなかったから来ていた。
外の世界にどう見られるかを気にするより先に、
内側がまだ、霧の中にあった。
自分の「起源」——
なぜここにいるのか。
何のために動いているのか。
この衝動はどこから来ているのか。
それが霞んでいると、人は外にばかり答えを求める。
他者の評価、数字、承認……
外の宇宙をひたすら泳ぎ続ける。
量子コンピュータが宇宙の起源を解明しようとしているように、
僕らも自分の「起源」を問い続けることができる。
JUNDO(純道)という言葉を大切にしているのは、そういうことだと思っていて。
「動機の源泉は、どこから来ているか」
利益のため?
承認のため?
恐れのため?
それとも、もっと内側の、言葉にしにくい衝動から?
外の宇宙の謎はいつか解けるかもしれない。
でも内側の宇宙は、一生問い続けることができる場所だ。
そして、その問いに向き合い続けた人だけが見える景色がある。
今日のあなたの「動機の起源」は、どこから来てる?<br>少しだけ立ち止まって、そこを確かめてみてほしい。<br>よろしければ、メールで聞かせてください。
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